現実逃避とポジティブシンキング

ジョブホッパー歴★年、エンジニアが語る。

現場で不足しているスキルの習得が肝心

ジョブホッパーになると転職が徐々に難しくなるものの、エンジニアの場合には現場の必要に応じられるスキルがあれば転職は可能である。現場で求められているスキルは立場によって異なるが、ジョブホッパーであっても採用するというときには必要に迫られていることが多い。現場である能力を持っている人材が不足していてプロジェクトが滞っていたり、新しいプロジェクトを始動させられなかったりしているという場合に目を向けられやすいのである。そのため、転職を成功させるためには現場で不足しているスキルが何かを分析して習得しておくことが望ましい。

志望している企業の製品に着目して、明らかに他の企業に比べて劣っている面があるなら、それを補えるスキルを身につけるのが良いだろう。たとえ企業側がそれを認識していなかったとしても、面接の際に問題点を指摘して自分なら解決できると伝えれば高い評価を得られる可能性がある。もともと認識があれば即採用の通知をもらえると期待できるだろう。現代では特に多くの分野に精通している人材が不足しがちであり、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、インフラエンジニアといった形で特定の専門に執着するよりも、その全てを理解しているエンジニアを目指すのが良いだろう。ただ、世間一般的な視点で考慮すると、転職を繰り返すことなく一定の場所に落ち着くことが望ましく、得意な領域で専門性を深めジョブホッパーから抜け出す方法を模索した方がいいといった考え方も一理あるだろう。